ETV
ETVとは
当社の技術が、有機性排水処理技術分野における
「環境技術実証事業」で実証されました。
環境技術実証事業
(ETV事業)とは?
環境技術開発者でも、利用者でもない、信頼できる第三者機関(実証機関)が、その環境技術環境保全効果等を客観的に実証することにより、その検証結果をウェブサイト等で広く公表することにより、環境技術の利用者による技術の購入、導入等の際に、環境保全効果等を容易に比較・検討し、適正な選択を可能にし、もって環境技術の普及を促進し、環境保全に寄与し、中小企業の育成も含めた環境産業の発展に資することを目的とした事業です。
有機性排水処理技術分野における技術公募の背景
工場や事業場からの排水水質については法律に基づく排水規制などが行われ一定の成果を上げていますが、法律の規制とならない小規模な事業者(小規模飲食店や食品加工工場など)も多数存在しており、我が国の水域の水質改善をさらに進める為には小規模な事業者においても導入可能な低コスト、コンパクト、メンテナンスの容易な排水処理技術を導入するなど、自主的な取り組みがなされる事が期待されているためです。
環境実証事業のしくみ
環境省は、小規模な事業者に対し、有用な排水処理技術導入の判断材料となる情報を提供する為、以下の事業を行っています。
1.【有用な製品(技術)を公募】
2.【公募された製品の中から性能試験の対象技術を選定】
3.【その性能を第三者機関が実証(性能試験の実施)】
4.【結果の公開】
第三者機関による
実証試験結果
スカムセーブネット&オイルキャッチシステムを設置した油脂分離槽で、ノルマルヘキサン抽出物質含有量(n-Hex)及び浮遊物質量(SS)と、参考資料として生物化学的酸素要求量(BOD)の除去率を学生食堂にて検証いたしました。
また、併せて一回あたりの管理時間(ネットの取り外しと交換に要した時間)を調査しました。
検証対象
事業:学生食堂 食数:130~140食/日 座席:180席 営業時間:10時~14時 流入水量:約2㎥/日
検証結果
n-Hex除去率:91.8% SS除去率:59.4% BOD除去率:53.1% ネットの取り出し・交換:2分
nーHex・・・ノルマルヘキサン値。水中の「油分等」を表す指標として用いられる。
SS・・・水中に浮遊または懸濁している直径2㎜以下の粒子状物質の量のこと。
BOD・・・水中の有機物が微生物の動きによって分解されるときに消費される酸素の量。
実証試験結果まとめ
油分濃度が高い排水の除去効率が高く、厨芥残渣をスカムセーブネットで効率的に阻集していることから、この実証対象機器は高濃度の油分で残渣が多い排水の処理に適している。
さらに、実証対象機器の導入によって、油脂分離槽の性能を向上させている。
また、証対象機器は、油脂分離槽内に設置するため、実証対象技術によって新たなスペースを要することなく、設置が容易である。
さらに運転・維持管理においては、特別な知識は必要としなくてとも対応できる容易さと、設置工事も短期間で完了し、設置後直ちに本稼働することができる。
スカムセーブネット&オイルキャッチシステム
サンユウのスカムセーブネット&オイルキャッチシステムが、有機性排水処理技術分野における実証対象技術として環境省の承認を受け、第三者機関により性能試験が実施されました。
原理原則を貫き、自己処理が基本のこの商品が、世の中の道理にかなうものであると同時に実際にお使いいただいている現場の皆様にとても好評であることが多くに企業様からご採用いただいた大きな要因と考えます。
おかげさまで、官公庁、大手ショッピングセンター、大型商業施設など大手企業を中心に、現在18,000カ所を超す厨房でご利用いただいておりますが、今後も本システムの普及に努め、日本の水資源の環境保全にすこしでも貢献できることを目指して参ります。
下記の2点が評価されました。実証試験結果報告書の概略版についてはロゴをクリックしてご確認ください。